寒い。

東日本大震災から九カ月です。
被災地を重点的に取り上げている某ＴＶ局の特番を（流石に録画で）見ていますが、色々考えさせられ、胸を突かれ、被災地の為に自分に出来る事は何かを改めて考えさせられます。

復旧は何をおいても急がなければならない。けれど、復興は必ずしもそうとは限らない。

某日放送していた某社の社長さんの言葉ですが、復旧と復興の違いとその意味、そしてそう言い分けた意味を聞いて物凄く考えさせられました。

震災直後の混乱の中、ブルーシートの大量要請と需要の意味（雨風除けとしてよりも、棺が間に合わず応急処置として利用していたという話は知っていましたが、実際現地の方の話として聞くのはとても胸が痛みました）。
仮設住宅に移ると言う本当の意味。
他にも今復興支援官という新しい役職で国から４名（４省庁各一名）の若い官僚の方が現地入りしていること。
その方々は永田町で大人げない揚げ足取りをしている人たちと違って、きちんと現状と将来を見据えていること。また、その方たちの同期の皆さんも同じ志で居てくれている、ということ（ここでも日本の若い力を信じたい）
復興バブルという言葉が出てきているくらい、復興の格差が如実に開き始めている事。

他にも色々あげたらきりがないんですが、普通のニュースでは到底知る事の出来ない、被災地の現状を知ることが出来るこの番組が持つ意味はとても大きいと思います。
（ぶっちゃけ全国ニュースで知ることが出来ることなんてたかが知れているという以前に、今は知ろうという気持ちがなければ被災地の情報は知り得ないというのが現状かと）

規模はどうであれ相変わらず11日を前後に余震があり、２０１１年最後の月も地震速報が出る度にびくっとするような状態ですが、ここ数日の冬本番の寒さ（と雪）、どうか被災地の方々が少しでも凌げる事が出来ますようにと祈るばかりです。

自分の家が農家である以上流石に米とか農作物を購入しての支援は出来ませんが（特に米はたんまりありますからな）、私個人で出来る募金と海産物の購入は現在進行形、どちらも無理ない程度で長く続けようと思います。牛タン入り笹かまうまし。